無意識の形成物 上・下 2冊セット ジャック・ラカン 岩波書店<セミネール第5巻;ラカン自身による「エクリ」の解説書です。>あまり使用感もなく良好です。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ このセミネールは,「エクリ」に収録されている2論文「無意識における文字の審級,あるいはフロイト以後の理性」「フロイトの無意識における主体の壊乱と欲望の弁証法」と関係が深く,とくに前者の論文の発表直後から始められています.ですから,「エクリ」のなかでも分かりにくいとされているそれらの論文の口述による丁寧な説明と見ることもできるでしょう.「欲望」と「無意識」は,言うまでもなく,精神分析の実践と理論にとって,主軸をなす中心的な概念ですが,ここではフロイトの著作に沿って,欲望がどのように無意識の形成物として現われてくるか,その仕組みが明らかにされています.セミネールのクライマックスは,なんと言っても「ポワン・ド・キャピトン」の名で知られる,あの「欲望のグラフ」のからくりが白日のもとに公開されているところですが,編者のミレール氏は,巻末において,その完成図の要点をさらに注解しています.佐々木孝次・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
商品の情報
カテゴリー | 本・音楽・ゲーム > 本 > 人文/社会 |
商品の状態 | 目立った傷や汚れなし |